(体験談・制作物あり)Webデザインの職業訓練って何を学べるの?Webデザイナーとして実際就職できるの?

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Webデザイン職業訓練について。学んだことや、即戦力レベルになれるのかについて回答します。

こんにちは、ぬいぬい(@opitech_web)です!

最近は職業訓練でもWeb系のコースが増えてきましたが…

「Webデザインの職業訓練ってどんな感じ?」
「職業訓練で実際就職できるレベルになるの?」と思う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、実際にWebデザインの職業訓練に通った筆者が、
職業訓練で学んだことやレベル感を紹介します

本記事はこんな方におすすめ
  • 職業訓練に興味がある方
  • Webデザインの勉強をしたく、職業訓練に通おうか悩んでいる方
  • 実際の体験談を知りたい方
ぬいぬい

実際に職業訓練で制作した作品も、記事内で紹介していきます。

目次

Webデザインの職業訓練の流れと、実際の制作物

職業訓練のカリキュラムはコース・開催時期によって違います。
ここで紹介するのはあくまで一例であること、ご理解・ご了承ください。

はじめに、Webデザインの職業訓練の月ごとの流れを紹介します。

筆者が参加したコースでは、以下のようなカリキュラムで進みました↓

月ごとの流れ(4か月コース)
  • 1ヶ月目
    ・開講式・オリエンテーション
    ・就職支援の講義(履歴書・職務経歴書の作成)
    ・座学(ネットワーク知識・セキュリティ対策 等)
    ・Photoshop
    ・HTML/CSS

    ・キャリアカウンセリング1回目
  • 2ヶ月目
    ・HTML/CSS
    ・JavaScript
    ・Illustrator

    ・キャリアカウンセリング2回目
  • 3ヶ月目
    ・WordPress
    ・ポートフォリオ制作①

    ・制作物のプレゼン発表会
    ・就職支援の講義(面接対策)
  • 4ヶ月目
    ・ポートフォリオ作成②
    ・キャリアカウンセリング3回目
    ・修了式
1ヶ月目

・開講式・オリエンテーション
・就職支援の講義(履歴書・職務経歴書の作成)
・座学(ネットワーク知識・セキュリティ対策 等)
・Photoshop
・HTML/CSS

・キャリアカウンセリング1回目

2ヶ月目

・HTML/CSS
・JavaScript
・Illustrator

・キャリアカウンセリング2回目

3ヶ月目

・WordPress
・ポートフォリオ制作①

・制作物のプレゼン発表会
・就職支援の講義(面接対策)

4ヶ月目

・ポートフォリオ作成②
・キャリアカウンセリング3回目
・修了式

ぬいぬい

私が通ったのは4ヶ月コースでしたが、最初の2ヶ月はインプットが中心だったので、新しく学んだ内容で、毎日頭がいっぱいいっぱいでした。

入校~1ヶ月目

入校してから、最初の1週間はひたすら座学の講義で、

履歴書・職務経歴書の書き方」や、
Webセキュリティ・ネットワーク/PCの基礎知識」を学びました。

パソコンを触ることもほぼなく、ひたすら講義…だったので

振り返ると、1週目が一番しんどかったかもしれません!

2週目からは実際にパソコンを触って、Photoshopで画像の加工・合成を実地。
参考書に沿っての講義もありましたが、手を動かす時間がある分、楽しくて授業もあっという間でした。

この時、実際に作成したバナーが以下です↓

ぬいぬい

写真の切取り・加工・合成をして、
「夏のセール」というお題にあったバナーを作成しました。

2ヶ月目

参考書に沿ってHTML/CSSやJavaScriptを学んでいき、
スマホ対応も可能なホームページが作れるようになりました。

同じ訓練生でも、
Photoshopは楽しかったけど、HTML/CSSはなかなか理解ができない」という人が多かった印象です。

また、最初の2カ月は新しく習うことが多い時期なので、
体調不良などでお休みされている方は特に、授業内容に付いていくのが大変そうでした。

HTML/CSSは、確かに1度習っただけで理解するのは難しいと思うので、
職業訓練を検討されている方は事前に予習したり、独学で勉強し始めるのがおススメです。

また、Illustratorを使用してイラストやロゴ作成なども行いました。

この時、実際に作成したShopカードが以下です↓

ぬいぬい

入校~2か月目までが、怒涛の学習量で大変でした…
環境に慣れるまでは体調を崩しやすいので、体調管理の大事さも実感しました。

3ヶ月目

ここまで来ると、学習は大詰め!

実際に無料サーバーを契約して、WordPress既存テーマのカスタマイズを行ったりしました。

その後は、自身のポートフォリオ作成を行っていきます。

リサーチ企画書ワイヤーフレームデザインカンプ制作」 と実地していき、
各段階で先生のチェックを受けながら、締め切り日までに完成できるよう、
各自スケジュールを組んで作成していきます。

完成後は、一人一人前に出ての、制作物のプレゼン発表の時間もありました。

プレゼンは緊張もしましたが、デザインの意図や目的を、相手に伝える難しさを実感しました。
また、他の訓練生からフィードバックをもらったりと、貴重な体験でもありました。

実際に作成したポートフォリオの、デザインカンプが以下です↓

※個人情報の部分は、一部隠しております。
ぬいぬい

先生から「リサーチを徹底的にしろ」と教わったので、
100社のホームページを調査したり、5W1Hで目的の明確化をしました。

4ヶ月目 ~ 修了式

3カ月目に引き続き、制作が中心です。

ポートフォリオのブラッシュアップをする人もいれば、別の作品を作ったりする人もいました。

この時期には、訓練生それぞれがどういう方向を自分が目指したいかが分かってきていたので、

ECサイト志望の人はバナーを沢山作ったり、
Web制作会社志望の人は動きのあるサイトを作ったりと、

各々の方向性によって力をいれる制作が異なりました

また、大半の訓練生が就職活動を始めていたので、
面接で欠席の人が半分以上いたりする日や、就職が決まって退校される人も多かったです。

実際に作成したポートフォリオ掲載用の、デザインカンプが以下です↓

ぬいぬい

Web制作会社にアピールできるように、ビジネスサイト風のサイトを作成してWordPress化を行いました。

Webデザインの職業訓練を受けたら、Webデザイナーになれるの?

最後に、Webデザイナーとして就職したいと思っている人が、気になる問題。

Webデザインの職業訓練を受講したら、Webデザイナーとして就職できるレベルになるのか」についてここでは回答します。

ぬいぬい

Webデザイナーは実務経験を求められることがほとんど…。
その中で、未経験で就職できるのか、気になりますよね。

Webデザインの職業訓練は、発展的な内容も学べるの?

職業訓練の学習は、ツールの基本操作・科目の基礎内容がほとんどです

筆者が通った職業訓練では、短期間で、様々な科目やツールを基礎から学ぶことができました

ただ、期間が短いが科目は多いので、とにかく毎日学ぶことが多く、
基本操作や基礎内容までで終わる科目がほとんどでした。

企業によっては求められる実践的スキルの、
WordPressの発展的な使用方法や、PHP言語Sassでの記述方法SEO等は、
カリキュラムになかったので、

独学や、休憩時間に個別で先生に質問して疑問を解消したりする必要がありました。

ぬいぬい

授業で学んだことも、授業外の時間や週末にどれだけ復習しているかで、
人によって習得度もかなり異なっていました。

Webデザインの職業訓練を受講したら、即戦力レベルになれるの?

職業訓練のみの学習では、企業が求める即戦力の人材になるのは難しそう

Webデザイナーが実践で求められるのは、
スキルのみではなく、デザイン知識・デザインの引き出し、効率いい作業、コミュニケーション力、
と多岐に渡ります。

そのため、自身の進みたい方向性(Web制作会社を目指すのか、ECサイト制作を目指すのか 等)を早めに定めて、求人情報などで求められるスキルを把握し、
自分が何を勉強する必要があるのか洗い出して、行動していきましょう。

ただ上で述べた通り、職業訓練ではWebデザインの基本知識・基本操作部分のみが範囲なので、
自分でプラスアルファの勉強をして実践レベルにまで技術をあげていく必要があると言えます

ぬいぬい

実務経験を積むようになっても、常に新しい情報/ツールが出てくる業界なので、勤務時間外で知識を研鑽していく必要があります。
今から、しっかりその習慣を身に着けて自走力をつけましょう。

Webデザイナーとして就職するには、どうしたらいい?

ポートフォリオを作りこんで、自分のスキル・人柄をアピールする。

筆者が通ったWebデザインの職業訓練では、
実際にWebデザイナーに関する職種に就職したのは、2/25人(8%)でした。
その2人も正社員ではなく、まずはアルバイトからという厳しい世界…。

多くの企業では、即戦力になる人材を求められています。

そんな企業に、未経験者が少しでも興味をもってもらうためには、
ポートフォリオを再度作りこむのがおススメです。

ポートフォリオはただ制作物を載せるだけでは勿体ないです!

履歴書・職務経歴書だけでは伝えられない、自分の性格・長所・大事にしていること等、
人柄を存分に伝えられるように意識して、プロフィールページも作りこみましょう

その上で、志望企業に実践レベルであることをアピールできるような作品を充実させていくことで、
スキル+人柄を知ってもらうことができます。

また、制作物は、制作過程やリサーチ等も詳細に載せることで、課題解決力があることもアピールできます。

ぬいぬい

見る側に配慮した、デザインになっているかも大事。
どういう配置・フォントの大きさ・余白であれば、相手が見やすいのか等
たくさん検討して作成しましょう。

Webデザイナーを目指すために、以下のことを意識しよう

Webデザイナーとして就職するために、意識したいこと。

  • 自分の進みたい方向を早めに見つけて、どんなスキルが必要かリサーチしよう
  • 授業外の時間で、今の自分に足りていないスキルを自主的に学ぼう
  • ポートフォリオを充実させて、自分のスキル・人柄をアピールできるものにしよう
Webデザイナーとして就職するために、意識したいこと。
  • 自分の進みたい方向を早めに見つけて、どんなスキルが必要かリサーチしよう
  • 授業外の時間で、今の自分に足りていないスキルを自主的に学ぼう
  • ポートフォリオを充実させて、自分のスキル・人柄をアピールできるものにしよう

まとめ

Webデザイン職業訓練について、ここまで紹介してきましたが、
筆者は通ってよかったと思っています。

短期間で網羅的に基礎内容を学べる環境は、なかなかないものです。(しかもほぼ教科書代のみで)

また、筆者が通った職業訓練校ではプロのWebデザイナーが講師ということもあり、
無料で質問ができたり、実践的なノウハウを学べるのは、かなりお得に感じました。

職業訓練に興味を持たれた方で、面接対策を知りたい方はこちらをどうぞ↓

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