【レビュー】『生きのびるための事務』読後レビュー。将来が不安な方におすすめしたい。事務で夢を現実に。

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ぬいぬい

先日『生きのびるための事務(著者:坂口恭平/イラスト:道草晴子)』 を読了したので、早速レビューしたいと思います。

『生きのびるための事務』の著者:坂口恭平さんは、作家/画家/音楽家として生計を立てている多彩な方。
この本では、そんな坂口恭平さんが、好きなことで生きていくために人生で実践した方法が書かれています。

2024年8月に6万部(重版6刷決定)突破

たくさんの著名人の方もおすすめされていて、今話題になっているのが分かります。

『生きのびるための事務(坂口恭平=原作・道草晴子=漫画)』(マガジンハウス)を読んで興奮している。すばらしい。人生の奥義だ。青春の戦略だ。幸福の技術だ。その興奮のまま明日の「ほぼ日」の原稿を書いた。 

糸井 重里

興味あるけど、「事務」って内容が難しそう…。

ぬいぬい

大丈夫!難しい用語や数字計算も出てこないし、
全編マンガで書かれているから、スラスラ読めちゃいます。

目次

『生きのびるための事務』から学んだこと

『生きのびるための事務』は、23才無職の主人公:坂口恭平が、事務員のジムと出会って《事務》の重要性とその実践により、人生が好転していく過程を描いています。

ぬいぬい

まずは、実際に読んでみた感想を書いていきます。

  • 《事務》は単なる書類仕事ではなく、夢を現実にするための手段
  • 《事務》で将来の夢への道筋が分かる
  • 《事務》があれば他者の評価にも振り回されない

順に、簡単に内容を説明します。

《事務》は単なる事務作業ではなく、夢を現実にするための手段

《事務》というと、多くの方がイメージするのは、書類の作成、ファイリングや備品整理、データ入力などの、
いわゆる一般的な“事務作業”ではないでしょうか?

じつは私自身も、そういった意味での《事務》だと思って読み始めたのですが、想像していた《事務》とはまったく違ったものだったので、驚きました

皆さん誤解されてますけど、《事務》は、「冒険」のための道具なんです。「冒険」をはじめない限り、事務なんて存在しないんです。

『生きのびるための事務』(著者:坂口恭平/イラスト:道草晴子)P138

『生きのびるための事務』においては、《事務》とは「冒険」のための道具であり、「好きなことを継続していくための方法」を指していました。

ぬいぬい

読み進めていくうちに、《事務》によって頭の中が整理されて、やるべきことが明確になっていきます。

《事務》で将来の夢への道筋が分かる

《事務》とは抽象的なイメージを数字や文字に置き換えて、《具体的な値や計画》として見える形にする技術です。

『生きのびるための事務』(著者:坂口恭平/イラスト:道草晴子)P77

『生きのびるための事務』では以下の2SETPで、将来の夢を現実的に設定する方法が書かれています。

  • 現在の、1日のスケジュールと収入をノートに書く
  • 10年後の、1日のスケジュールと収入をノートに書く

「たったこれだけ?」と思うかもしれませんが、現実的に捉えることで目的地が明確になり、
具体的に何をすればいいのかを、効率的に計画していけるようになりました。

大事なことはまずは漠然としたイメージから、具体的な内容に落とし込む

勉強や仕事にも応用できる考え方を《事務》を通して学ぶことができました。

ぬいぬい

驚くほど簡単な方法で、将来を現実として考えられるように!
「なぜ今までやってこなかったのか?」と思いました…。

《事務》があれば他者の評価にも振り回されない

好きなことを続けていても、他人の意見や評価に振り回されて「自分には才能がない…」「このまま続けていいのかな…」と不安に感じた経験ありませんか?

『生きのびるための事務』においては、《事務》は他人の評価や意見が分からなくても、仕事を延々と継続できる技術と、述べられていました。

そうですよ。いつだって《事務》はあなたの分からなさを外敵から守り、好きなものを明確にしてくれるんです。

『生きのびるための事務』(著者:坂口恭平/イラスト:道草晴子)P149

いくつになっても将来への不安へはつきまといますが、この本を読み進めると「不安に感じることはなかったんだ」という考えになりました。気持ちがスッと軽くなるのを実感するかも。

ぬいぬい

自身もフリーランスでの不安は常にあるので、
この部分では、不安への新しい向き合い方を学べました!

『生きのびるための事務』をおすすめしたい方

『生きのびるための事務』は、優しいイラストで描かれたマンガ形式なので、
普段読書しない方も、手に取りやすい本です。

個人的には、特にこんな方におすすめです。

  • やりたいことはあるけど、現実的に考えるのが苦手な人
  • 悩んで行動になかなか移せない人
  • 現実的に考えるのが苦手な人

順に、なぜおすすめしたいのかを書いていきます。

やりたいことはあるけど、現実的に考えるのが苦手な人

『生きのびるための事務』では、抽象的なイメージを、具体的な数値や値に落とし込める方法が書かれています。

実際に主人公と同じように、スケジュールを設定したり自分に置き換えて考えてみることで、段階的に頭が整理できます。

読後には、現実的に上手くいくやり方が、きっと分かるはずです。

悩んで行動になかなか移せない人

「他者からの評価や意見が気になってしまう…」「自分の進みたい道が、本当にあっているのか自信がない」と、
不安に思う方にこそ、『生きのびるための事務』をおすすめします。

《事務》によって、現実的な問題や課題が明確になっていくと、
つまずいた時、不安に思う時に、自分が何を基準に考えたらいいのかがきっと分かるはずです。

読後には、不安に思っていたことがなくなり、好きなことへ真っ直ぐ行動していけます。

将来のことを悩む方に

『生きのびるための事務』は、将来のイメージがまだ漠然としている「高校生」や「大学生」の方はもちろん、
5年後、10年後の自分の将来を考えて不安になってしまう「社会人」の方にも是非おすすめしたいです。

きっと、将来のなりたい自分に近づく方法が分かり、進んでいくことが怖くなくなると思います。

ぬいぬい

正直、自身の学生時代にこの本を読みたかった…!!

まとめ

『生きのびるための事務』において、《事務》とは「好きなことをずっと続けていくための戦略的な考え方」であり、「自分が好きなことを確認するツール」であり、「自分の一生の相棒」です。

夢をイメージするだけでは、夢を叶えることは難しいですが、
《事務》があれば「きっと大丈夫。どうせ最後は上手くいく!」と思えるはず。

私も不安になったときは、《事務》のことを考えたいと思いました。

↓Amazonでは現在、数ページ試し読みできるので、雰囲気を見たい方におすすめ。

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